ブルーゾーンは真似できない。でも、つなぐことはできる
一年間、私は息子のアレクサンダーと一緒に、人がどれだけ長く、どれだけ良く生きられるかに取り組む人たちのもとを訪ね、話を聞いてきました。39の国と州、100人を超える科学者、医師、専門家たち。

数年おきに、ブルーゾーンを瓶に詰めてみせると約束する人が現れます。豆、オリーブオイル、赤ワイン、毎日の散歩。その気持ちはよくわかります。息子と私はそのうちの二つ、沖縄とサルデーニャを歩きましたが、私も持ち帰りたいと思いました。
2024年8月、Paola Demurtasがバウネイ周辺の村々を案内してくれました。Paolaが生まれ育った、サルデーニャのブルーゾーンです。この土地をこの土地たらしめているものは何かと息子が尋ねると、Paolaは食べ物の話から始めませんでした。
「同じオリーブの木なんかは、たぶん他の場所でも見つかると思います。でも、ここにあるようなコミュニティの感覚は見つかりません」
それこそが、誰にも持ち出せない部分です。Paolaの村々では、お年寄りが脇に追いやられることはありません。家族に大事な決めごとがあるとき、真っ先に知らされる人たちの中にいます。一日の終わりには、男たちがカフェに集まって話をします。食べ物は大切です。毎日登る坂道も大切です。でも、すべてをひとつにつなぎとめているのは人なのです。
そしてPaola自身、その暮らしそのものは簡単には移せないと、真っ先に認めています。
「今の時代に、あの暮らしを再現するのは無理でしょう。山の頂上で孤立していないといけないから」
だから私は、ブルーゾーンをどう真似するかを問うのをやめました。もっと良い問いは、どうつなぐか、です。村々がいちばん得意なことは、そのまま守る。みんなで囲む食卓、家族の中心にいるお年寄り、毎日の上り坂、そしてそのすべてを楽しむこと。そのうえで、村々が持っていなかったものを取り入れる。現代医学の最良のものと、老化の科学の最良のものを。
村と研究室をつなげば、未来のブルーゾーンはどこにでもつくれる。
それが、私がサルデーニャから持ち帰った考えです。そして、一年が終わってもこの旅が終わらなかった理由のひとつでもあります。
サルデーニャでの一日のすべて——インタビューを中断させた羊飼い、ヤギたち、そしてあと100年生きたいと言った90歳を超える男性——は、Live Beyond Hubに、こんなタイトルで載っています。

文:Marek Piotrowski。このすべての背景にある長寿マップがほしい方には、ガイドと一緒にお届けします。こちらからお申し込みください。
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