私は500年生きたい。息子は数字を挙げない
一年間、私は息子のアレクサンダーと一緒に、人がどれだけ長く、どれだけ良く生きられるかに取り組む人たちのもとを訪ね、話を聞いてきました。39の国と州、100人を超える科学者、医師、専門家たち。

何歳まで生きたいかと聞くと、たいていの人は、自分が予想している年齢に近い数字を挙げます。80歳、90歳、勇気があれば100歳。私の答えは、少なくとも500年。できれば、もっと。500歳で健康なら、今よりもっとたくさんの夢を持っているはずだと確信しています。この話を若い人たちにすると、80歳で十分だと言う人が少なくありません。
息子のアレクは、あの一年を私と一緒に過ごしました。そのほとんどはカメラの後ろで。だから、私が語れる話はすべて聞いています。XPRIZEの創設者であるPeter Diamandisがサンタモニカで同じ質問をアレクに投げかけたとき、私はアレクがどう答えるのか興味津々でした。アレクは数字を挙げませんでした。
「何年くらい生きたいか、もっと先になれば、もっといい見積もりを出せると思います。でも今のところは、できるだけ長く健康でいられる年数、としか言えません」
以前の私は、その答えに慎重さを聞き取っていました。今は、そこに自分が学ぶべきだったことが聞こえます。私は遠くを見ています。120歳、さらにその先へと私たちを運んでくれるかもしれない科学を。アレクはまわりを見ています。友だちを、地球を、そして延びた年月を過ごすことになる世界のありようを。
海沿いを歩きながら、アレクは自分の言葉でこう話してくれました。
「僕は、自分も、家族も、友だちも、まわりの人たちも、できるだけ長く健康に生きて、未来に楽観的でいてほしい。……まだあなたほど楽観的じゃないかもしれないけど、それが僕の望みです」
「まだ」という言葉に注目してください。可能性にも、できることにも、生きられる長さにも限界はない、とPeterが言うと、アレクは笑いました。
「そう信じたいな」
では、どちらが正しいのでしょう。数字を持つ父か、持たない息子か。もっと大切なことについては、二人の考えは同じだと思います。120年、150年と続くかもしれない人生に備えて、自分の世代は何をすべきかとアレクがPeterに尋ねたとき、薬の話はひとつも出てきませんでした。
「マインドセットだと思う。……マインドセットこそ、きみが持っているいちばん大切な道具だと思うよ」
長い人生は、一度選んだら終わりの数字ではありません。毎日実践するマインドセットです。
ホテルの部屋をともにした大変な日々、そして手放すことについて息子が教えてくれたこと。そんな私たちの旅の一年が、映画の物語です。ZEITmagazinは10月29日号の表紙に、私たち二人を載せてくれます。
あなたはどうですか?数字を選びますか?それとも、ただ、できるだけ長く健康でいられる年数を願いますか?
ワルシャワのカフェで、一枚のナプキンからすべてが始まったこと。ニュージーランドで出会った、私たちにそっくりな父と娘のヘリコプターパイロット。そして、アレクの友人のひとりが質問を抱えて訪ねてきた夜。すべて、Live Beyond Hubの全文で読めます。

文:Marek Piotrowski。このすべての背景にある長寿マップがほしい方には、ガイドと一緒にお届けします。こちらからお申し込みください。
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